看護師続ける87% 福島県・浜通り研究会の調査結果報告

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 浜通りの深刻な看護師不足の解消に向け、医療関係者らで構成する「浜通り看護研究会」は27日、いわき市で第2回大会を開いた。

 浜通りの医療機関27施設の看護師を対象としたアンケートで、約87%が浜通りで勤務を続ける意思が「ある」と回答したことなどが報告された。一方、現職場での不満について「業務量」「給与」「休暇の取りやすさ」などが多く上がり、看護師数を維持し続けるためには労働環境の改善が課題となっている。

 アンケートは通信制の星槎(せいさ)大で共同研究として行われ、内科医の佐藤智彦同大大学院教育系研究科教授が報告。今年9~10月に調査し、浜通りの医療機関に勤務する看護師1139人(回答率45%)から回答があった。

 調査によると、年代は40代後半~50代前半が最も多く、全国平均の30代後半~40代前半より高かった。平均転職回数は1.2回で、全国平均の2.2回より少なかった。浜通りでの勤務についての問いで、継続意思が「ある」と答えた人(約87%)には、「年齢が高い」「既婚」「転職回数が少ない」などの特徴もみられた。

 大会には約150人が参加。首都圏から浜通りにU、Iターンした看護師によるパネルディスカッションや地元看護師による基調講演などが行われ、参加者は看護師の在り方や働き続けられる職場環境などについて考えた。