土湯温泉の「公衆浴場」着工 福島市内最大級、18年春オープンへ

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土湯温泉町で整備が始まった公衆浴場の完成予想図

 福島市土湯温泉町のにぎわい創出などを目指す計画のうち、旧公衆浴場中之湯跡地に新たに整備する公衆浴場の安全祈願祭は29日、現地で行われ、関係者が工事の無事完了と土湯温泉の観光再生を願った。公衆浴場としては市内最大規模で、2018(平成30)年4月オープン予定。

 新たな公衆浴場は鉄筋コンクリート一部鉄骨造の3階建て。延べ床面積は799.3平方メートル。露天風呂付きの大浴場のほか、貸し切り風呂四つと休憩室2室を設ける。

 施設の整備は、市の同町地区都市再生整備計画に基づいて進められている。計画ではこのほか、旧いますや旅館を活用したレストランや売店などの観光交流施設、旧観山荘跡地への観光交流センター建設などが盛り込まれている。

 土湯温泉街は、東日本大震災と原発事故による風評被害の影響で16軒あった旅館のうち5軒が廃業するなどの被害を受けた。市によると、同町の10年の観光客入り込み数は約51万1600人だったのに対して、15年は約33万6800人と震災前の6割程度に落ち込んだままとなっている。

 安全祈願祭ではくわ入れなどの神事の後、小林香市長が「観光地としての魅力向上に期待がかかる」とあいさつ。同地区まちづくり協議会の加藤勝一会長は「土湯温泉の新たなランドマークとして全国から多くの観光客が訪れてほしい」と期待を寄せた。