教育旅行4校キャンセル 北塩原といわき、福島県沖地震影響で不安の声

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 福島県で11月22日発生した地震と津波の影響で、北塩原村でスキー、いわき市で震災の津波被災地見学を組み込んだ教育旅行4件、延べ約1700泊が、取りやめになっていたことが30日、同村の裏磐梯観光協会への取材で分かった。

 中止されたのは、いずれも12月に予定されていた鹿児島県4高校の教育旅行。同協会と県が九州の誘客キャラバンで売り込んだ内容で、同村でスキーをして宿泊し、津波被災地を訪れた後で東京を見学する内容だった。

 4校は保護者から不安の声が上がったことなどから、旅行業者を通して目的地を長野県に変更したという。

 同協会と県の担当者は30日までに鹿児島県教育委員会などを訪問。本県に被害がほとんどなかった状況を報告し、来年度以降も本県を継続して選択してもらえるよう訴えた。

 同協会は、津波被災地の復興が進んでいることや、三春町の県環境創造センターなど中通りに震災学習が可能な施設ができたことから、来春の九州キャラバンで提案する教育旅行の日程見直しを検討する。

 森井宣行会長(50)は「福島県独自の復興を学ぶ教育旅行を提案し続けたい」と話している。裏磐梯地域は来年1~3月に、九州から5高校の教育旅行受け入れを予定している。