認知度東北トップは福島県 インバウンド調査、原発事故...影響大

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 日本政策投資銀行が1日までにまとめたアジア8カ国・地域と欧米豪4カ国を対象にした外国人旅行者(インバウンド)に関する調査で、本県の認知度がアジアと欧米豪ともに3割を超え、東北6県で最も高くなったことが分かった。特に欧米豪では「実際に訪れたい」との回答が東北で最も高い6.1%だった。一方、本県を含む「東北」に関する認知度や訪問意欲は北海道や九州、沖縄などを大きく下回っており、情報発信の強化が課題となっていることが改めて浮き彫りとなった。

 本県の認知度はアジアで33.5%、欧米豪は30.6%だった。政投銀東北支店によると、本県の高い認知度は東京電力福島第1原発事故の影響が大きいものの、欧米豪では実際に訪れたいという人も名古屋や福岡・博多といった都市を上回っているという。これまでに東北を訪れた経験のある外国人の認知度でも本県が東北でトップとなった。アジア8カ国では65.8%という高さだった。

 ただ、本県を含めた「東北」となると知名度や訪問意欲はいずれも低く、知名度についてはアジアが前回調査から1.2ポイント上昇し11.6%、欧米豪では1.0%。いずれも北陸に続く低さだった。また、東北を訪れた経験のある外国人が不満に感じたことでは、交通の利便性のほか、Wi―Fiやクレジットカードなどの支払い環境への不満が他地域を上回った。

 調査は6、7月に韓国、中国(北京・上海)、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアのアジア8カ国・地域のほか、今回初めて英、米、仏、豪の4カ国も加えた20~59歳までの海外旅行経験者を対象に実施、計6198人から回答を得た。