福島県での「スキー教室」再開 二本松で埼玉の中学生が参加

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越谷市の中学生を受け入れ、6年ぶりに再開したスキー教室=11日午後、二本松市・あだたら高原スキー場

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から6シーズン目を迎えた二本松市のあだたら高原スキー場で、放射線への不安や風評の影響から中断していた埼玉県越谷市の中学校スキー教室が11日、再開した。15校の生徒約3000人が2月まで、同スキー場に近い越谷市立あだたら高原少年自然の家に宿泊し、教室に参加する。

 同日は、栄進中の1年生315人と引率教諭が2泊3日の日程で訪れ、新野洋二本松市長、橋本明良県観光交流局長らの出迎えを受けた。ほとんどの生徒はスキー初心者で、スキー板を履いた歩行や転び方など基礎から学んだ。青木懐さん(13)は「スキーをするのは初めて。難しいが楽しい」と笑顔を見せた。

 島方勝弘校長(54)は「(二本松市の)放射線量などは保護者に丁寧に説明し、安全との理解を得た。大事にしている(越谷市の)施設もあり、スキー教室を妨げる理由はない」と話した。越谷市は同市放射線対策基本方針に基づき、自然の家で空間や使用する食材、水などの放射線量測定を実施。その結果、自然の家周辺は越谷と変わらない環境と判断。校長会やPTAによる現地研修会も開き、安全性をチェックした。

 根本勲あだたら高原スキー学校長(66)は「受け入れ態勢をしっかりする。越谷市との交流が深まり、継続してもらうのが何より」と気を引き締めた。