安達東高生がキヌア特産品化へ 大玉村とタッグ、発芽率調査

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キヌアの特産化へ意欲を燃やす荒川さん(左から3人目)たち=安達東高

 友好都市協定を結ぶ南米ペルー・マチュピチュ村との交流促進へ大玉村が栽培に取り組むアンデス山脈原産の雑穀「キヌア」について、二本松市の安達東高はキヌアを使った特産品開発に向けて村とタッグを組み、若い力で新たな地域の魅力創出を目指す。

 キヌアは、古代インカの人々が主食としてきた植物。低カロリー高タンパクで、必須アミノ酸も豊富。

 大玉村の日本で最も美しい村づくり推進会議が昨年5月に初めて種をまき、8月に収穫。新聞を通じて同村での栽培を知った同校菅野順教諭が「村出身の生徒も多い。地域を元気づけるために学校として何かできないか」と種からの発芽率調査を買って出た。

 同校農業クラブの3年生が中心となり昨年9月下旬からハウス内に種をまいて発芽率の調査を開始し、約2週間後の発芽率は21.6%。キヌアの栽培法などをインターネットなどを使って研究している。今後、下級生にキヌア栽培を引き継ぎ、同校は4月からは同校の畑で栽培するという。

 また、同会議が初めて行った栽培では、途中まで順調に生育していたが強風などで多くの穂が倒れてしまうなど課題も残った。村と同校は課題解決に向けて、国内でキヌア栽培に取り組む地域への訪問や、商品開発、よりよい栽培方法を模索する予定という。

 発芽調査に参加した同クラブ3年の荒川直人さんは大玉村出身。マチュピチュ村長が昨夏に来村したことを踏まえ「人と人とのつながりに加えて、キヌアを通じた食のつながりもできれば」と期待を込める。特産品の構想については「雑穀だからキヌアパンや、カロリー低めのケーキもおいしそう。商品を通じて大玉村を全国に知ってもらいたい」と語った。