「凍み餅作り」再開 おふくろフーズ、葛尾に新加工所完成

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完成した「ふるさとのおふくろフーズ」の新加工所

 葛尾村の伝統食「凍(し)み餅」を製造・販売する「ふるさとのおふくろフーズ」は13日、同村で新たな加工所の火入れ式・安全祈願祭を行い、東日本大震災から約6年ぶりに事業を再開した。村内で食品加工業が再開するのは震災以降初めて。

 旧加工所を取り壊して新築した加工所は以前の約2倍の広さ。凍み餅作りは、社長を務める松本富子(ひさこ)さん(80)や長女智恵子さん(58)ら家族4人で15日にも開始する。

 今年は震災前より少ない約1500連(1連12枚)の凍み餅を製造する。凍み餅は4月上旬から村内のほか、東京の日本橋ふくしま館「ミデッテ」や福島市のコラッセふくしまなどで販売する予定。

 念願の事業再開に富子さんは「この日を長いこと待っていたのでうれしい。これで後の世代に伝統を伝えられる」と話した。式には篠木弘村長も出席。篠木村長は「再開は村復興の一助になる。村としても最大限協力していきたい」と期待を込めた。