高倉麻子さんと選手躍動 U-18女子Jヴィレッジ杯いわき

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サッカー教室で参加選手にアドバイスする高倉さん(右)=12日、いわき市・新舞子フットボール場

 いわき市の新舞子フットボール場で12日に決勝などが行われた第1回女子サッカー交流会「U―18女子Jヴィレッジカップinいわき」では、参加選手がサッカー指導者の高倉麻子さん(48)=福島市出身=から助言を受けながら、技術向上を図った。また、関係者は浜の日差しを浴びながらボールを追う選手の姿に、Jヴィレッジ再生後の姿を重ね合わせた。

 高倉さんは、初心者から高いレベルを目指す選手まで幅広い参加者の指導に当たり、自ら考えてプレーすることや仲間と協力することの大切さなどをアドバイスした。合同チーム「復興ふくしまフューチャーズU18」として参加した、ふたば未来高2年の遠藤諒夏さん(17)は「指導が参考になった」と充実感を漂わせた。

 遠藤さんはJヴィレッジのある楢葉町出身。幼い頃に東京電力女子サッカー部マリーゼの試合を観戦した記憶が残る。「マリーゼは身近な存在だった。またプロや日本代表に来てもらえれば」と期待を込める。

 Jヴィレッジは2019年4月の全面再開に向けて整備が進められており、日本サッカー協会(JFA)は東京五輪代表の事前合宿に活用する方針を示している。震災前は日本代表から地域の子どもまで各世代が集い、夢中でボールを追い掛ける光景が広がっていた。会場は違うが、今大会は同じ浜通りでその光景が繰り広げられた。「(Jヴィレッジで)数多くの大会が開かれていた昔のような姿に少し近づいてきたかもしれない」。大会を終え、同施設の小野俊介取締役統括部長(59)は表情を緩めた。