産学官連携の意義強調 「ものづくりフェア」で堀切川氏が講演

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 県の地域産業復興支援アドバイザーを務める堀切川一男東北大教授は20日、福島市で開かれた「ものづくりフェア」で講演し、新商品を開発したり、取引先に受注品製造の解決策を提案したりできる「開発・提案型」企業の育成に産学官連携で取り組む意義を強調した。

 県は新年度、県内のものづくり企業の新商品開発に対し、構想から事業化までを一貫して支援する方針を打ち出しており、第一弾として講演会を開いた。堀切川氏は、大王製紙エリエールやアシックス・アスリート用シューズなどの商品開発に携わっている。本県などでは、中小企業への「御用聞き訪問」でニーズを発掘、技術相談を行い、商品開発を支援している。

 堀切川氏はこうした商品開発の事例を紹介し「地域や高齢者などのニーズに応える産業に産学官連携で取り組み、小さな成功例を多数生み出すことが大切だ」とアドバイス。また、魅力的な自社製品の開発が、優秀な人材の確保や、本業の下請けの仕事増につながるとして、下請け型の中小企業が自社開発製品を持つことの必要性を強調した。

 ものづくりフェアは県と山川印刷所の主催。堀切川氏のほか、弁理士の山本秀策氏が「知的財産はビジネスを勝ち抜くための武器」と題し講演した。