元若松市議が詐欺で有罪 妻と共謀、生活保護費だまし取る

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 フィリピン国籍の妻と共謀して生活保護費約634万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた会津若松市、元市議佐藤勉被告(55)の判決公判は20日、地裁会津若松支部で開かれ、佐野信裁判官は懲役2年4月、執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。

 佐野裁判官は判決理由で、2年半以上も妻の就労事実を申告せず生活保護費を受給し続けた上、3度にわたる就労収入はないとする申告書や、「妻の給与支払い報告書は別人のもの」とする異議申立書まで提出するなど「積極的な隠蔽(いんぺい)工作をしており悪質」とした。

 一方で、不正に受け取った生活保護費を弁償し、市議を辞職したなど酌むべき事情もある、と執行猶予とした理由を説明した。2人の主従関係については判決で触れなかった。

 判決によると、佐藤被告は妻が市内の飲食店で働き収入があったことを隠しながら2011(平成23)年11月~14年4月に、市から生活保護費約634万円をだまし取った。詐欺罪に問われた妻は懲役2年、執行猶予4年の有罪判決が確定している。判決を受け、市議会の目黒章三郎議長は「議会の信頼を著しく失墜させた。規律正しい議会運営に努める」とコメントした。