「がん」確定44人変わらず 甲状腺2巡目検査、「疑い」1人増

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 県と福島医大は20日に開かれた県民健康調査検討委員会で、甲状腺検査の2巡目の本格検査(昨年12月末現在)で「がん」の確定が昨年9月末時点と変わらず44人だったと報告した。「がん疑い」は1人増え25人となった。1巡目の先行検査の結果と合わせると「がん」の確定は145人、疑いは39人。

 検討委では2013(平成25)年6月の会合以降、約3カ月ごとに検査結果を公表しているが、新たな「がん」の確定の報告がなかったのは初めて。

 検査では、原発事故直後から3年目までの先行検査と、14年から始まった2巡目の検査を比べて放射線影響などを調べる。程度の軽い方から「A1」「A2」「B」「C」と判定、BとCが血液や細胞を詳しく調べる2次検査に進む。

 「がん」や「がん疑い」と診断された69人のうち63人が先行検査でA1、A2と診断され、5人がB判定、先行検査未受診が1人だった。69人の内訳は男性31人、女性38人。腫瘍の大きさは5.3~35.6ミリで事故当時の年齢は5~18歳。このうち、事故から4カ月間の外部被ばく線量が推計できたのは36人で最大値が2.1ミリシーベルト、15人が1ミリシーベルト未満だった。