20年度にも1、2期選抜「統合」 福島県立高・入試改革

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 県立高校入試改革で、県教委は21日、現行の1期選抜(自己推薦)と2期選抜(学力検査)を統合し、全受験生に共通の学力検査を課す「前期選抜」に変更する方針を示した。早ければ現在の小学6年生が受験生となる2020年度入試(20年3月の入試)から実施する。

 同日の2月定例県議会で、自民党の吉田栄光議員(双葉郡)の代表質問に鈴木淳一教育長が答えた。

 前期選抜は「特色選抜」と「一般選抜」に分け、3月上旬の同じ日に学力検査を行う。「特色選抜」は現行の1期選抜を継承し、学力検査の結果に加え、各校の特色を踏まえた実技や小論文を中心に評価する。「一般選抜」は学力検査の結果を重視し、中学校での学習成果などを総合的に判断する。生徒は「特色」「一般」の両方を受験することも可能。

 現行制度では1期選抜で不合格の場合、2期選抜で別の学校に出願先を変更できたが、前期選抜は同一校の出願に限られる。特色選抜で不合格の場合、一般選抜の募集枠に移って合否が判定される。

 また、地元中学校と連携して中高一貫教育を行っている塙工、田島、ふたば未来学園、相馬東の連携型選抜は、学力検査を導入する方向で県教委と中学校の設置市町村が協議する。

 現行の1期選抜は志望理由書と面接のほか、実技など各校が設けた項目の試験を実施し、生徒の能力を多方面から評価していた。しかし2月上旬に合格が内定する1期選抜の生徒と、3月上旬に2期選抜の受験を控える生徒との間で学習意欲に差が出ているとの指摘があり、県教委は本年度、検討会を設置、入試制度の在り方を議論してきた。