「中合福島店・2番館」8月末営業終了 売り場を1番館に集約

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8月末の営業終了が決まった中合福島店2番館=福島市

 東北、北海道で百貨店を運営する中合(福島市)は28日、福島市のJR福島駅前に立地する中合福島店2番館の営業を8月末で終了し、売り場を1番館に集約すると発表した。2番館が入居するビルが福島市による耐震診断で震度6強以上の地震が発生した場合に「倒壊や崩壊の危険性が高い」と判定されたことから、継続的な営業は難しいと判断した。

 中合は、2番館が入るビルを所有する平和ビル(福島市)と営業の継続を前提に耐震補強工事の実施などを含め2015(平成27)年ごろから交渉を続けてきたが、工事中の経済的負担や資金面の問題などで隔たりがあり、営業継続で合意できなかったとした。

 2番館が閉鎖すれば、中合福島店の売り場面積は1、2番館を合わせた2万6383平方メートルから、1万5169平方メートルに4割ほど縮小する。中合は、2番館のテナントや売り場は1番館に集約する方針で、2番館の営業終了に合わせて1番館を改装する方針。

 1番館への集約により、残るテナントや売り場などは今後検討する。福島店で働く正社員68人とパート・アルバイト84人については、一部を人員整理やイオングループ内の別会社への就職あっせんなどを検討するとしたが、具体的な人数は明らかにしていない。

 福島市で28日に記者会見した中合の黒崎浩一社長は「(2番館の閉店を)非常に重く受け止めている。(営業を続ける)1番館で、今まで以上に福島の皆さまのためにしっかりと営業を続けていく」と語った。また、耐震基準を満たす1番館の撤退については強く否定した。

 中合福島店2番館は、1998年3月に現1番館に隣接していた旧「福島ビブレ」の店舗閉鎖に伴い営業を開始した。売り場面積は1万1214平方メートルで地下2階地上8階建て。婦人服などを中心に販売する1番館に対し、紳士服や食品などを販売してきた。