家庭学習の手引、福島県教委が配布へ 学力向上取り組み強化

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 福島県教委は新年度、児童・生徒の学力向上の取り組みを強化する。策定中の教員向け手引「授業スタンダード」を活用した小中連携のモデル事業を県内14地区で行うほか、子どもや保護者を対象にした独自の手引「家庭学習スタンダード」を作って全家庭に配布する。

 県教委は、アクティブラーニング(能動的な学習)を取り入れた授業の進め方などをまとめた「授業スタンダード」を作成中で、本年度中に県内の公立小、中学校教員約1万2千人に配る予定。

 県内各地の中学校区14地区の小中学校で4月から、この手引を活用して授業の質の改善や校内研修の活性化を図るモデル事業を進める。授業公開や成果報告会を通じ、有効な活用法を県内全域に普及させる。

 家庭学習スタンダードには、家庭学習のルールや場所、時間、予習・復習の方法などを盛り込み、効果的な家庭学習の習慣化を図る。授業と家庭の両方の手引を学力向上に役立てる。授業スタンダードと同様、専門家による検討会を設立して作成し、2018(平成30)年度から使用する。

 本県の課題となっている算数・数学の学力向上については、経験豊富な指導主事4人で構成する支援チームを県教委内に設置し、全ての公立小、中学校を訪問、授業方法などを教員に指導する。