最後の卒業式、笑顔で 今月で休校5高校

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仲間との別れを惜しみ最後に記念撮影をする双葉高の卒業生ら=1日、いわき市・いわき明星大

 県立高校の卒業式は1日、全日制87校、定時制6校の計93校で行われ、卒業生が晴れの門出を迎えた。東日本大震災に伴う福島第1原発事故後、避難先の学校などを間借りする「サテライト校」として授業を続けてきた双葉、双葉翔陽、富岡、浪江、浪江高津島校の5校は、本年度の卒業生111人を送り出し、休校する。

 5校は元の校舎での授業再開が見通せないこともあり、生徒数が減少。ふたば未来学園高が2015(平成27)年4月、5校を集約する形で広野町に開校したため、15年度以降の生徒募集を停止した。

 いわき市のいわき明星大で行われた双葉高の卒業式では、卒業生11人が学びやに別れを告げた。

 休校前最後の証書番号「1万5773号」を手にした女子生徒(17)は「代々受け継がれてきた"双高(ふたこう)"の歴史と伝統のバトンを後輩に渡せないが、必ず学校が再開することを信じて前に進みます」と目を赤くしながら母校の再開を願った。

 本宮市で行われた浪江、浪江高津島校の卒業式では、生徒会長の女子生徒(18)が別れの言葉で「笑顔でまた、私たちの古里である浪江の町で会いましょう」と述べた。  休校する高校以外にもサテライト校が3校あり、そのうち2校は統合して新設校に、1校はそのままサテライト校として授業を続ける。