医療機器、タイに初出展 福島県が17年度、東南アジア進出へ

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 県は新年度、タイで開かれる東南アジア最大規模の医療機器展示会に初出展し、医療機器分野でタイとの連携を強化する。企業間連携が進む欧州に加え、タイを拠点に医療機器市場が急成長している東南アジアへの進出を目指す。2日に行われた2月定例県議会で、今井久敏議員の一般質問に内堀雅雄知事が答えた。

 タイで9月に開かれ、約40カ国から約600企業が出展する展示会「メディカルフェア・タイランド」に県内ブースを設け、公募による出展企業4社程度が自社の技術を提案する。本県で開催予定の「メディカルクリエーションふくしま」にもタイの企業を5社程度招く。

 県によると、タイの2014(平成26)年の医療機器市場は前年比で10%程度増えるなど、ここ数年で急激に伸びており、今後多くの需要が見込まれる。インドやシンガポールでも同様の傾向がみられる。昨年11月にはタイ政府関係者らが本県を訪れ、郡山市に開所した「ふくしま医療機器開発支援センター」を積極的に利用したい意向を示すなど、本県への注目も高く、県は県産医療機器の販路開拓の好機とみている。

 県は医療機器を産業復興の柱に掲げ、14年にドイツのノルトライン・ウェストファーレン(NRW)州と覚書を結び、欧米市場での販路を広げてきた。東南アジアへの販路開拓のほか、欧州での販路拡大にも引き続き力を入れる。8月に契約満了を迎えるNRW州と覚書を更新する方針だ。