初の「補助心臓手術」訓練 郡山・医療機器開発支援センター

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トレーニングの準備を進める参加者

 補助人工心臓開発のEVIジャパン(福島市)と福島医大は4日、郡山市のふくしま医療機器開発支援センターで、実際の手術を想定した「模擬手術室」での初の医療技術トレーニングを行い、福島医大の医師らが補助人工心臓を埋め込む手術の手順などを確認した。

 補助人工心臓は機能が低下した心臓に代わり、全身に血液を送り出すポンプ機能を補助する装置。心臓移植を待つ患者の待機期間が長期化する傾向にあることから、心機能の補助や移植までの橋渡し的な役割が期待されているという。

 実際に手術が行われる環境が再現された。医師や看護師、臨床工学技士が連携し、心臓などの大きさが人間とほぼ同じという豚に、補助人工心臓を埋め込むなどした。トレーニングに先立ち、福島医大の横山斉教授、東大医学部付属病院の木下修特任講師らが概要を説明。横山教授は「若い外科医師を効率よくトレーニングし、成長を支える拠点を整備してくれたことに感謝したい」と話した。

 模擬手術室の使用に関する申し込み、問い合わせが既に30件以上寄せられており、滝沢真己センター長は「内容を精査して、模擬手術室の利用頻度を高めていく」と話した。