両容疑者、逮捕直前まで交流 環境省贈収賄、新事業へ期待か

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 浪江町の除染を巡る贈収賄事件で、県警などに収賄の疑いで逮捕された環境省福島環境再生事務所浜通り北支所の専門官鈴木雄二容疑者(56)=南相馬市=と、贈賄の疑いで逮捕された建設会社「大開工業」の元社長小杉幹雄容疑者(63)=富山県高岡市=は2月下旬まで交流を続けていたことが4日、関係者への取材で分かった。小杉容疑者が経営していた会社は2016(平成28)年度の除染事業に参入後も、新たな事業への参入を期待し、鈴木容疑者と関係を深めていた可能性がある。

 鈴木容疑者が県警などの調べに対し「接待は謝礼だと分かっていた。(贈賄側を)手助けしようと思った」などと供述していることも同日、捜査関係者への取材で分かった。県警は鈴木、小杉両容疑者間の接待や、事業参入に向けた具体的なやりとりなどを調べている。

 関係者によると、鈴木、小杉両容疑者は2月下旬、南相馬市の繁華街で一緒に飲み歩く姿が目撃されている。小杉容疑者が経営していた会社の従業員の退職送別会に鈴木容疑者が出席していたという。

 別の関係者によると、小杉容疑者は昨年、富山県の建設業関係者に「金になる話がある。除染をやらないか」などと持ち掛けていたといい、新年度以降の除染への参入も視野に作業員の確保などを進めていたとみられる。