野口英世の功績後世に 米国ニューヨーク・墓所保存組織発足へ

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英世と妻メリーが眠る墓所=米ニューヨーク

 米国の日本人医師らでつくるニューヨーク野口英世記念会(本間俊一代表)は猪苗代町出身の細菌学者、野口英世の九十回忌に合わせ今年、米ニューヨーク市にある英世の墓所を見守るボランティア組織の発足を目指す。併せて2018年までに米国で学ぶ若い研究者向けの奨学金制度「野口英世記念医学奨学金」を創設する。

 同会は英世の功績をたたえ、志を後世に伝えるとともに米ニューヨーク市のブロンクス・ウッドローン墓地にある英世の墓所の保存が目的。

 米国日本医師会と一体となったNPO法人として13年に発足し、命日の5月21日には毎年墓前祭を開いている。

 英世の墓所は、米国日本人医師会有志の手で08年に修復された。今年は英世の九十回忌、そして墓所修復後に続く墓前祭が10回目を迎える。

 節目に合わせて米国内で墓所を守るボランティアを募り、英世の功績と墓所を後世に残すための体制を整える。また英世の志を継ぎ、米国で医師を目指す日本の若い研究者を後押しする奨学金制度の創設も計画。

 今後、米国や日本国内で広く寄付を募る考えだ。同会の丹羽真一理事(福島医大会津医療センター特任教授)は「野口博士の偉大な功績をたたえ、現地の日本人らによる活動が続いていることを広く知ってほしい」と話している。