遠隔操作ロボ...「原子炉内」調査へ 第1原発1号機、デブリ撮影

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1号機の内部調査で使われるロボット。カメラと線量計が一体化した計測器を垂らしていく=2月3日、茨城県日立市

 東京電力は14日から、福島第1原発1号機の溶け落ちた核燃料(デブリ)を調べるため、格納容器内部に自走式の遠隔操作ロボットを投入する。東電が9日、発表した。調査期間は17日までの4日間。ロボットが走行する作業用足場の下にたまっている冷却水(汚染水)の中に水中カメラと線量計が一体となった計測器をワイヤで垂らし、デブリの撮影や線量測定を試みる。

 ロボットを投入するのは圧力容器を支える台座部分「ペデスタル」の外側。格子状の作業用足場の隙間から計測器を格納容器底部に垂らす。測定地点は5カ所。その中で最も線量が低いと思われる1カ所の線量を基準とし、他の4カ所の線量との比較でデブリの有無や広がりを推定する。

 格納容器底部にたまる冷却水の水位は約2.5メートルで、浮遊物で濁っていることが分かっている。ロボットによる調査後は吸水ホースを入れ、冷却水と一緒に浮遊物を採取して分析する。

 1号機内部のロボット調査は2015(平成27)年4月以来2度目。ロボットは前回と同様に外からの配管を棒状で進み、「コ」の字形に変形して作業用足場を走行する。

 カメラが耐えられる累積線量は、15年4月の前回調査などと同じく千シーベルト。前回調査で格納容器内部の空間放射線量は毎時10シーベルト未満であることが確認されており、東電は最低でも計100時(約4日間)はカメラが耐えられるとみている。調査を休んでいる間は、内部で線量の低い場所にロボットを待機させる。ロボット調査は1班4人の2班体制で行われる。