被災体験紙芝居で伝承 「浪江まち物語つたえ隊」が読み聞かせ

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浪江町の被災体験を児童に伝えた読み聞かせ教室

 震災から6年に合わせ、広野町教委は10日、同町の広野小で読み聞かせ教室を開いた。5年生14人が震災と原発事故の過酷な体験に基づく物語に触れ、被災者の思いを心に刻んだ。

 浪江町の民話や被災経験を発信する「浪江まち物語つたえ隊」から岡洋子さん(56)と八島妃彩さん(51)が紙芝居を手に「奇跡の請戸小避難の物語」「浪江消防団物語 無念」を語り掛け、甚大な津波被害や原発事故で古里を追われた悔しさを情感を込めて表現した。

 児童たちは真剣な表情で紙芝居に見入った。代表の吉田ゆきなさんはお礼の言葉で「大きくなったら語り継ごうと思う」と話した。

 同隊の小沢是寛会長(71)は「6年たつが、震災と原発事故を風化させないよう子どもたちに伝承していきたい」と決意を新たにした。