二つの「長沼」で交流 須賀川から長野に奇跡のあじさい贈呈

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「奇跡のあじさい」の苗を手にする鈴木さん(右)、宮沢さん(中央)、笹井さん=須賀川市・長沼保健センター

 「『奇跡のあじさい』を大切に育てたい」。同じ地名が縁で須賀川、長野両市の「長沼」地区の住民が交流をスタートさせた。須賀川から長野に贈られたのが、地震で決壊した須賀川市の農業用ダム、藤沼湖(藤沼ダム)の湖底から見つかった復興のシンボル、奇跡のあじさい。長野市の宮沢秀幸長沼公民館長(69)は、アジサイを手に復興への協力を約束した。

 須賀川で開かれた「ふたつの長沼ふれあいコンサート」で、藤沼湖自然公園復興プロジェクト委員会の深谷武雄委員長(71)がアジサイの苗35株を贈った。長沼歴史研究会(長野市)の笹井妙音(たえね)会長(66)は「内陸部で大きな被害があったとは知らなかった。地元でも伝えたい」と、交流を機に本県の現状などを地元で伝えるつもりだ。交流実現に尽力した須賀川の鈴木潤一長沼公民館長(62)は「関係を続けていきたい」と期待を込めた。