9割過信「絶対だまされない」 なりすまし被害者らアンケート

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 県警は14日、家族などのふりをして現金をだまし取る「なりすまし詐欺」被害者や、不審な電話を受けるなどしたものの被害を免れた人へのアンケート結果を発表した。被害者の91%が「自分は絶対だまされないと思っていた」と回答し、被害に遭わなかった人の53%を大きく上回り、「自分は大丈夫」との過信が被害に結びつきやすい現状が浮き彫りとなった。

 調査結果によると、現金をだまし取られた被害者43人のうち「自分は絶対にだまされないと思っていた」と39人が回答したほか、7%に相当する3人が「無関心だった」と答えた。被害を免れた人のうち37%は「いつか自分もだまされるかもしれない」と回答し、「無関心」も5%あった。

 なりすまし詐欺の手口が多様化する中、犯人が直接現金を受け取りに来る手口を知っていたのは被害者が49%に対し、被害を免れた人は91%と差が出たほか、現金自動預払機に被害者を誘導する手口を知っていた割合も被害者は42%で、被害を免れた人と25ポイントの差があった。

 家族などのふりをするオレオレ詐欺は被害者、被害を免れた人とも90%超が手口を知っていたが、融資の保証金などの名目で現金をだまし取る手口は認知度が低かった。

 県警は被害防止のため、家族と合言葉を決めておくよう啓発しているが、被害者で「合言葉を決めている」との回答はなかった。

 県警は調査結果を受け、犯行の詳しい手口などを周知することが被害防止につながると分析し、情報発信に力を入れる。また、家族などが被害に遭いやすい高齢者などに注意を呼び掛けるよう促すとしている。

 調査は昨年5月から今年2月まで、被害者43人、被害を免れた人191人を対象に実施した。