「葉もの野菜」など出荷停止解除 4町村・帰還困難除く区域

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 政府は14日、富岡、大熊、浪江、飯舘の4町村のうち原発事故に伴う避難区域(帰還困難区域を除く)で生産された葉もの野菜やカブなど4品目の出荷停止を解除した。今回の解除で、避難指示の出た12市町村のうち、帰還困難区域と双葉町全域を除く地域で野菜や果物など園芸品目の出荷が可能となり、営農再開への環境整備が一歩前進した。

 県は4町村の要請を受け、出荷停止の解除に向けた実証用の畑を設置し、ホウレンソウやコマツナ、キャベツ、ブロッコリー、カブの5種類を栽培した。昨年10月~今年1月に計222点に含まれる放射性セシウムの濃度を検査した結果、全ての検体で安定して食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)未満であることが確認された。最も値が高かったのは富岡町のブロッコリーで1キロ当たり22ベクレルだった。

 富岡、浪江、飯舘の3町村は今春、帰還困難区域を除く地域の避難指示が解除される。県は営農再開に向け「今回の出荷停止の解除で葉もの野菜が安全に作れることが示された。安心して作付けしてほしい」(園芸課)と話す。

 出荷する場合は県の放射性物質検査で安全性を確認する。県によると、双葉町は一部地域に、作付け実証が可能な避難指示解除準備区域があるが、実証を県に要請していない。