タケノコのDNA...変異なし 福島大調査、原発周辺など採取

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 福島大環境放射能研究所は14日、福島市で研究成果報告会を開いた。同研究所のトーマス・ヒントン教授は東京電力福島第1原発事故後、同原発周辺と県外で採取したタケノコのDNA調査で大きな変異はなく、DNA変異について放射線量との相関関係は確認できなかったことを報告した。

 同研究所では、原発周辺と県外の計14カ所に自生するモウソウチクのタケノコの放射線影響を調査。竹は基本的にDNA型が同一のクローンとして知られており、原発周辺と県外で採取したタケノコのDNA2000カ所以上を比較解析した結果、原発周辺で採取されたタケノコに通常起こり得るDNA変異を上回る大きな異常は確認できなかったという。

 また、同研究所によるイノシシや海洋の魚の調査結果などを踏まえ、事故後、原発周辺で一部動植物の個体数が増えたことについて、住民避難で人間がいなくなったことによる環境的な影響が理由で、放射線の影響は確認できなかったと報告した。