沖縄中学生と日焼け止め開発、全国展開へ 田村の化粧品工場で生産

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日焼け止め新商品「サンウィンUVジェル」

 地域交流や職業教育推進

 田村市に福島工場を置く化粧品製造販売「ジャパンビューティプロダクツ」(東京)は沖縄の中学生と連携し、日焼け止め新商品「サンウィンUVジェル」を開発した。沖縄や九州で好評で、全国販売される見通し。同社は今回の事例を踏まえ、本県での化粧品を通した地域交流につなげたい考え。

 新商品開発は、生活協同組合「コープおきなわ」が進める「地域おこしキャリア教育プロジェクト」の一環。化粧品づくりに取り組むことで、地域おこしや子どもの職業教育を狙う。

 同組合の取引企業の中で、製造機能がある同社に声が掛かった。同社の生産拠点は福島工場のみで、新商品が開発されれば本県の産業振興にも役立つことが期待される。

 事業に参加したのは、沖縄県北大東島にある北大東中の3年生6人。商品の開発から販売までアイデアを出した。

 日焼け止めの成分には、保湿や抗菌作用に優れている、島に自生する植物「月桃(げっとう)」を選んだ。商品のネーミングやパッケージデザインは「沖縄らしさ」を表現するものを採用。香りの原料にはシークワーサーを加えた。

 生徒は13日、福島工場を見学し、商品生産を体験。「自分たちが考えた商品が多くの人の手で作られていると思うとうれしい」などと感想を述べた。

 商品は今月上旬から、沖縄や九州で販売されている。同社によると売れ行きは好調で、全国販売を視野に入れるという。

 同社は今後、県内でも地域貢献事業を広げる方針。福島工場の高木正好課長は「今回の事業をきっかけに、福島でも交流を深めたい」と話している。