乳児殺害容疑で31歳母親逮捕 生後19日...「育児に疲れた」

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 川内村の実家で生後19日の娘を殺害したとして、双葉署は16日午前8時20分ごろ、殺人の疑いで郡山市、母親の店員、容疑者女(31)を逮捕した。

 逮捕容疑は15日午前3時ごろ、川内村の実家で、長女を殺害した疑い。容疑者は調べに対し「自分が殺した」などと容疑を認めた上で「育児に疲れた」という趣旨の供述をしているといい、同署が慎重に捜査を進めている。17日に送検する方針。

 同署によると、遺体に目立った外傷はなく、司法解剖の結果、窒息死の疑いが強いことが分かった。容疑者が長女の口や鼻を押さえた可能性があり、同署が詳しく調べている。

 双葉地方消防本部と同署によると、容疑者から「娘の様子がおかしい」と聞いた父親が15日午前3時25分ごろ、119番通報した。救急隊員が駆け付けたところ、長女は心肺停止の状態で、搬送先のいわき市の病院で死亡が確認された。

 自宅や実家近くの住民らの話では、容疑者は震災前、富岡町のスーパーで働いていた。実家は原発事故で旧緊急時避難準備区域となり、家族は一時、郡山市に避難。容疑者は同市で夫と長女との3人暮らしで、事件当時は実家に戻っていた。

 容疑者について実家付近の男性(61)は「おとなしくて優しい人だった。まさか地元で赤ちゃんが殺されるとは信じられない」と驚きを隠せない様子だった。近所の女性は「(容疑者の)母親から出産後、娘の体調が悪く、赤ちゃんもお乳を飲まないと聞いたので心配していた」と語った。

 関係者によると、容疑者の母親は今月初めから実家に戻った同容疑者と長女の世話をするため仕事を休んでいたが「娘(容疑者)の体調が悪くなった」として1週間休みを延長していたという。