『復活』先駆けに...Jヴィレッジ「新屋内練習場」25日・起工式

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再整備されるJヴィレッジのイメージ図。左の屋根のある建物が全天候型サッカー練習場

 東京電力福島第1原発事故の対応拠点となっていたナショナルトレーニング施設Jヴィレッジ(楢葉、広野両町)で、県などが進める再整備計画の柱となる全天候型サッカー練習場の起工式が25日、現地で行われる。2019年4月の全面再開に向けたJヴィレッジ"復活"の動きが本格化する。

 サッカーとラグビーで利用できる人工芝の屋内練習場で、県によると、全国初という公式サッカー場1面分の広さを有する。天井にカメラを取り付けることができ、布陣を確認するなど分析も可能。日光を取り入れる「膜屋根」になっており、250席程度の観覧スペースも設ける予定。

 整備費は約22億円。県などは寄付を募っており、15日現在で企業や団体、個人から4億3317万9000円が寄せられている。

 再整備を巡っては、日本サッカー協会(JFA)とJリーグが、Jヴィレッジに開設予定のオフィスを拠点とした復興支援の行動計画を策定した。田嶋幸三JFA会長は「ハードを復旧すればいいというわけではなく、大会を持ってくるなど、そこに魂を入れなければならない」と述べ、長期的に支援していく考えを示している。

 県などは18年7月にJヴィレッジの一部を再開させ、19年4月には全天候型サッカー練習場を含め全面を再開させる計画だ。サッカー男女日本代表が2020年東京五輪の事前合宿でJヴィレッジを利用する方針を示しており、施設の利用拡大に合わせた復興の加速化が期待される。