いわき・弁天川水門4月1日利用開始 福島県初の津波高潮対策

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弁天川水門の水門が閉じる様子を見学する参加者

 県内初の津波高潮対策水門「弁天川水門」がいわき市沿岸部の沼ノ内地区に完成した。4月1日からの利用開始を前に、県いわき建設事務所は22日、地域住民を対象にした現地見学会を開いた。

 県は東日本大震災による津波で川が氾濫したことから、いわき市内に4水門の整備を進めてきた。震災時、水門の閉鎖を行った消防団員が全国で59人犠牲になったことを受け、水門の操作に自動・遠隔操作を取り入れた。

 弁天川水門は幅15メートルで、高さ15.7メートル、施設延長44メートル。水門が防ぐ高さは海抜7.2メートルで、数十年から百数十年の頻度で発生する津波や、50年に1回程度の発生が見込まれる高潮を想定した。総事業費は10億円。

 現地見学会には40人が参加した。参加者は水門の開閉などを見学し、復興の現場を確認した。