福島銀行が『富岡支店』再開 避難指示解除前に6年ぶり

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窓口業務を再開した福島銀行富岡支店。「なんでも解決隊」をPRするポスターが飾られている

 東京電力福島第1原発事故を受け、富岡町に出されている避難指示が帰還困難区域を除く地域で4月1日に解除されるのを前に、福島銀行は富岡支店を同町中央から同町小浜に移転し、22日に約6年ぶりに営業を再開した。

 町内で金融機関の固定店舗が復活したのは震災と原発事故後初めて。

 避難区域内で休業していた同行の支店のうち、再開業した最初の店舗となった。

 新富岡支店は国道6号沿いで、町が復興拠点の核として整備した公設民営の複合商業施設「さくらモールとみおか」南側。利便性が高い場所に移ることで帰還を後押しする狙いがある。

 同行は支店再開に合わせ「ふくぎんなんでも解決隊」を結成、帰還住民の困り事相談に応じる取り組みを始めた。当初は帰還住民の大半を高齢者が占めると予想されるため、金融相談以外にも「電球を交換してほしい」などの悩みを解決できるよう支援する。

 支店には加藤勲支店長ら行員3人を置き、現金自動預払機(ATM)1台を配備。テレビ会議システムで本店と結ぶ相談ブースを二つ設けた。

 同日、現地でセレモニーが行われ、森川英治社長が「お金の問題だけでなく、住民の困り事に対応し、解決を支援したい」と決意を語った。

 宮本皓一町長、山本育男町商工会長、森川社長、高野俊哉取締役営業本部長、加藤支店長がテープカットした。窓口の利用者(51)は「当初は利用者が少なく厳しいだろうが、同じ地域で復興に向けて一緒に頑張りたい」と期待を寄せた。

 営業時間は窓口が午前9時~午後3時、ATMが午前8時~午後9時。電話は0240・22・2161。