富岡復興へ新たな一歩 大玉仮設診療所、仮設店舗が閉所式

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仮設診療所の看板を下ろす井坂医師(右)と富岡町の宮本町長(中央)ら=23日、大玉村

 富岡町大玉仮設診療所と仮設店舗「えびすこ市場」の閉所式が23日、大玉村の現地で行われ、出席者は富岡町の復興に向けて新たな一歩を踏み出した。診療所は既に診療を終了、えびすこ市場は25日に閉店する。

 式には約40人が出席。宮本皓一富岡町長が「町民や地域の皆さまの生活の一助となり、開設当初の目的は果たせた。帰還の開始は町再生のスタートだ」と決意を述べた。押山利一村長らもあいさつ。宮本町長や仮設診療所管理者を務めた井坂晶医師らが、仮設診療所の看板を下ろした。

 富岡町の仮設診療所は2011(平成23)年10月に診療を開始。延べ1万4000人を超す町民や村民らが診療を受け、現在も村民約10人を含め、延べ人数で月150人が通院する。

 町によると、近くの復興公営住宅、安達太良応急仮設住宅には3月9日現在、140人が生活している。仮設診療所の閉所に伴い、本宮市や二本松市などの近隣市町村へ紹介状を出し、受け入れの承諾を得た。

 一方、えびすこ市場は12年4月に営業を開始。弁当や生鮮品、日用雑貨を取り扱い、富岡町民や付近の村民に親しまれてきた。