南右田行政区に別れ 南相馬・津波被害で閉区2例目

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 東日本大震災による津波被害で、ほぼ全域が住居を新築できない災害危険区域に指定されたため行政区を閉じる南相馬市鹿島区の南右田行政区は25日、閉区式を行った。同市で津波被災を理由に行政区が閉じるのは港行政区に次ぎ2例目。

 南右田行政区は震災前、70世帯約320人が暮らしていたが、震災による津波で54人が犠牲になった。その後、災害危険区域に指定されたため、住民は別の場所に移った。震災から6年がたち、住民の生活がある程度落ち着いてきたとして、行政区を閉じることを決めたという。

 閉区式実行委員長を務める五賀和雄行政区長が「閉区式で全てが終わるのではない。それぞれの人生の中で希望に向かって進むための出発点として頑張ってほしい」とあいさつ。住民3人が思い出を発表したほか、住民が作った詩「南右田を忘れない」を出席者で朗読、思い出を胸に刻んだ。