朝食取り学校行こう 郡山の太田福祉記念会、児童生徒に提供へ

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子どもの朝食配膳を担当する橋本さん(左)と駒木根さん

 郡山市の社会福祉法人太田福祉記念会(太田宏理事長)は4月1日から、同法人関連施設がある熱海地区の熱海小、熱海中の子どもを対象に朝食を提供する。成長に欠かせない朝食を取ることが難しい子どもを、学校など地域と一体となって見守る仕組みづくりを目指す。佐々木俊仁常務理事は「朝食を食べていない子どもたちを救いたい」と力を込める。

 県によると、児童、生徒の朝食支援は県内でも珍しい。同会は、子ども支援を考える中で、伊藤孝行熱海小校長から「朝食を食べていない子どもがいる」との話を聞いた。仕事で朝早い保護者もいるほか、親の急な出張や家族の入院など家庭の事情で朝食が取れない場合の利用を想定している。佐々木常務理事は「1日3食が基本。朝食を食べていないことに緊急性を感じた」と提供を決めた。

 希望する児童がいれば学校に弁当を届け、生徒には同市熱海町の太田玉川デイサービスセンター食堂で配膳する。同施設の管理栄養士が、栄養バランスの取れた献立を考える。料金は1食100円。同会は今年2月28日~3月3日、朝食配膳を試行し、生徒2人が訪れ、子ども救済の役割を確認した。

 担当する同施設介護員の橋本幸子さん(56)は「たくさん利用して、勉強やスポーツに励んでほしい」、同じく介護員の駒木根宏美さん(32)は「元気の源になれるような場所にしたい」と意欲を見せる。

 伊藤校長は「朝食は子どもたちの一日のエネルギー源。地域で連携し、子どもたちや保護者の安全、安心を支えたい」と同会に感謝する。取り組みには熱海行政センター、熱海地区社会福祉協議会、同地区の民生児童委員も協力する。

 朝食の提供は事前申し込みが必要。申込書に料金を添えて希望月の前月20日までに特別養護老人ホーム玉川ホームへ申し込む。