早期復興大きな一歩 阿武隈東道路が開通、交流人口拡大に期待

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開通を祝い、騎馬武者を先頭にパレードする関係者=26日午前、相馬市

 相馬福島道路の相馬山上インターチェンジ(IC)―相馬玉野IC間(阿武隈東道路)が開通した26日、関係者や地元住民からは「早期復興に大きく貢献する」と喜びの声が上がった。災害時の代替路、産業振興、交流人口拡大などの効果が期待され、県北、相馬地方の再生に向けて大きな一歩が刻まれた。

 立谷秀清相馬市長は開通式で「開通は悲願の一つ。地域復興の意味でも非常に大きい」と意義を語った。

 2017年度中には相馬港に立地する国内最大級の液化天然ガス(LNG)の受け入れ基地が操業を始める予定で、開通により安定的な供給が可能になる。

 関連産業の誘致加速も期待されるほか、相双の企業の流通、営業エリア拡大が見込まれる。相馬商工会議所の草野清貴会頭は「交流人口拡大を期待している」とメッセージを述べ、道路開通に合わせた事業を展開していく考えを示した。

 式典では、相馬高太鼓部の演奏や、相馬野馬追の宇多郷騎馬会が騎馬武者でパレードを先導するなど、地元一体で開通を歓迎した。医療搬送時間の短縮や運転の負担軽減も見込まれる。

 相馬市に住む製造業の男性(49)は「利便性が高まる。地域活性化につながると思う」と、式典を見つめ、日通相馬港運輸の運転手の男性(54)は「流通の動きが活発化するのではないか」と期待を込めながら、トラックでパレードに参加した。