巧みな話芸、笑い誘う 福島で『みんゆう落語会』

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軽妙な語り口で落語を披露する入船亭扇遊さん

 落語家の入船亭扇遊さんと柳家さん助さんを招いた福島民友新聞社の「みんゆう落語会ふくしま公演」は26日、福島市で開かれ、軽妙な語り口で表現される2人の落語や巧みな話芸が聴衆の大きな笑いを誘った。

 日本の伝統芸能・文化を広く県民に伝えるために開催。古典の本格派で流れるような唄い調子の扇遊さんと真打昇進2年目ながらエネルギッシュな芸風のさん助さんらが約300人の聴衆を前に落語を披露した。

 扇遊さんは、男の見た夢を巡るやりとりが題材の古典「天狗裁き」、大酒飲みの下男が5升の酒を飲み切れるかを賭ける「試し酒」を披露、酔いが回っての語り口やしぐさの妙技が聴衆を話の世界に引き込んだ。

 また、落語に詳しい読売新聞企画委員の長井好弘さんが落語の歴史を紹介、戦国時代に源流を発した落語が約100年前に近代落語になるまでを解説した。

 公演後、福島民友新聞社の取材に応じた扇遊さんは「今はインターネットですぐに写真が見られる時代だが、落語は話を聴いた方が十人十色で自由に想像を膨らませられることが魅力」と話し、県民にも「ぜひ落語会に一度足を運んでほしい」と呼び掛けた。