「やり切った」42年間 タウン誌『街こおりやま』4月1日終刊

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最終号となる504号を手にする伊藤編集長

 4月1日発行の4月号(504号)で終刊する郡山市の街づくりタウン誌「街こおりやま」。「さよなら街こおりやま」と銘打ち、創刊当時から支えてきた会員社のひと言や、編集同人の3分インタビューなどを掲載してフィナーレを飾る。「街こおりやま」は1冊300円。問い合わせは街こおりやま社へ。

 編集長の伊藤和(かず)さん(74)に歩みや郡山への思いを聞いた。

 ―42年間、一度も休刊せず発行してきた。
 「やり切ったとの思い。時代が変わる中、企画を充実させるなど読者目線を大切にしてきた。地域密着で、読者に支えられたことが長く続いた秘訣(ひけつ)」

 ―創刊当時を振り返って。
 「1975(昭和50)年の創刊当時は郡山市が町村合併したほか、郡山駅前にデパートが相次いで出店するなど変革の時代だった。市民の一体感の醸成を図るため地域にスポットを当て、駅を訪ねて歩くコーナーをつくり、市民の意識向上に努めた」

 ―昨年12月号で節目の500号を達成した。思い出は
 「郡山の魅力を発信するため、山を登るなど愛読者参加型の企画を進めてきた。郡山の歴史を伝えることで、郡山市民としての誇りを持ってもらえたらうれしい。投稿コーナーの『読者文壇』はファンも多く、愛読者に恵まれた」

 ―郡山のまちづくりへの思いを。
 「豊かな郡山を目指したまちづくりを若い世代に託したい。震災、原発事故を経験した子どもたちが力を合わせて、新しい郡山を切り開いてほしい」