双葉郡に選手強化拠点 福島県教委、バドミントンなど4種目

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 県教委は、東京電力福島第1原発事故により県内外に分散した双葉地区教育構想のトップアスリート育成拠点を双葉郡に再び集約する。バドミントンについては現在、猪苗代町で中高生が活動しているが、2019年4月に広野町に拠点を移す。サッカーは静岡県で活動中のJFAアカデミー福島の本県での再開に向けた行動計画を、17年度に日本サッカー協会(JFA)と策定する。

 県教委は30日、方向性などを盛り込んだ双葉地区教育構想の改定版「双葉地区未来創造型リーダー育成構想」を公表した。19年4月、広野町に併設中学校が開校する中高一貫校「ふたば未来学園」を核に人材育成を進める方針で、スポーツを通じた地域振興も進める。

 バドミントンの拠点はふたば未来学園の新校舎となる。拠点を移す際、猪苗代で活動中の中学生はふたば未来中学に転学しなければならないため、生徒や保護者の理解を得た上で進める。JFAアカデミー福島の拠点は、19年にサッカー施設として全面再開予定のJヴィレッジ(楢葉、広野町)を想定。再開後の状況を踏まえ、JFAと検討する。

 このほか、ふたば未来学園高でトップアスリート系列の種目に位置付けているレスリングと硬式野球についても競技力を向上させる。ゴルフは練習環境が整わないため休止とする。

 双葉地区教育構想を巡っては、06年度から富岡高を中心に富岡、広野、楢葉3町の中学校と連携してトップアスリートを育成してきた。新たな構想では、これまで3町だった枠組みを双葉郡8町村に拡大。8町村の教育長がまとめた「双葉郡教育復興ビジョン」と併せ、相乗効果も狙う。