菜の花で農業再生へ 郡山北RCと福島大、南相馬に搾油所整備

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 郡山市の郡山北ロータリークラブ(RC、大竹幹夫会長)と福島大うつくしまふくしま未来支援センターは、国際ロータリー財団のグローバル補助金を活用して、菜の花栽培を通じた本県被災地の農業再生支援プログラムに乗り出す。2日、郡山市で補助金受け入れを記念したセレモニーが行われ、関係者が農業復興を誓った。

 財団は世界平和の推進や教育支援などを目的に助成を続けており、国内で同補助金を受けるのは初めて。世界的な課題として原子力災害の克服と地域再生・復興に取り組もうとプログラムが採択されたという。期間は2年間で、約2350万円。

 遊休農地の保全・活用を目指して、菜の花栽培と搾油に取り組んでいる南相馬農地再生協議会(南相馬市)と連携する。油には放射性セシウムが移行せず、搾油による加工が放射能汚染対策になるとしている。

 補助金を活用して南相馬市に搾油所を整備、6月以降に開所する予定で搾油機1台を導入する。浜通り、中通りを中心に搾油所の活用を促すため、郡山北RCとうつくしまふくしま未来支援センターは5月に「うつくしまふくしま菜の花推進協議会(仮称)」を発足させる。今後、搾油所を農地再生の拠点として利用していく考えで、このほか菜の花栽培に関する先進事例の視察や国内外の研究機関との連携なども進める。

 セレモニーでは大竹会長があいさつ、福島大の中井勝己学長が同補助金の援助国である韓国の国際ロータリー第3650地区パストガバナーの文悳煥(ムントクファン)さんらに感謝状を手渡した。