「東邦銀行・富岡支店」6年ぶり再開 大熊支店も併設し再出発

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テープカットして復活を祝う北村頭取(右)ら

 原発事故で富岡町に出された避難指示が帰還困難区域を除いて解除されたことを受け、東邦銀行は6日、休業していた同町の富岡支店の営業を約6年ぶりに再開した。震災で被災した同町小浜の旧店舗から同町中央の双葉署西側にある新店舗に移転。帰還困難区域となっている大熊町の大熊支店も併設させて再出発し、地域経済の活性化を通して復興を後押しする。

 原発事故の影響で営業を休止した6支店のうち、再開したのは楢葉、小高両支店に続いて3、4支店目。富岡支店・大熊支店は、兼任する志賀由紀夫支店長ら行員7人体制で、現金自動預払機(ATM)1台を備えた。

 現地で行われた開店セレモニーでは、北村清士頭取が「地域を守り、復興と発展、成長のお手伝いをする地域の金融機関としての使命を肝に銘じて懸命に努力していく」と述べた。北村頭取、宮本皓一町長、佐々木秀三県相双地方振興局長らがテープカットした。

 窓口を利用した平山自動車工業の平山美弘社長(53)は「震災前まで利用していた銀行が近くで再開したことで帰還が徐々に進むのではないか」と期待。志賀支店長は「地域の情報発信と交流の場になり、住民のつながりを確保する役割を果たしたい」と意気込んだ。

 営業時間は窓口が午前9時~午後3時、ATMが午前7時~午後10時。