相双から避難者...県北、いわきへの転入超過 2015年・国勢調査

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 2015(平成27)年の国勢調査に基づく人口移動状況で、県北といわきを除く県内5地方で、転出が転入を上回る「転出超過」となったことが県のまとめで分かった。東京電力福島第1原発事故の影響などにより、県全域で県外への転出超過がみられた一方で、県北といわきでは、相双から多くの転入者があったことで転入超過となった。

 県内では原発事故が人口減少に拍車を掛けており、県や市町村が対策を急いでいるが、転出、転入による社会増減も地域によって異なる状況が浮き彫りとなった。県はこうした分析を復興や産業振興、子育て支援などの各種施策に生かし、人口減対策を進める方針だ。

 地方別で転出超過が最も多かったのは相双の6万2689人。このうち、県外への転出超過数は1万8711人だった。

 一方、転入が転出を上回ったのは県北5783人、いわき1万2485人。相双から県北への転入者は約1万3000人で、転入者全体の3割弱。いわきへの転入者は約2万人で全体の5割以上を占め、いずれも相双から多くの避難者が移動したことが要因とみられる。

 ほかの地方は県中が3920人、県南が645人、会津が663人、南会津が361人の転出超過だった。