安倍首相が避難指示解除地域の復興状況視察 販路拡大など支援

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 安倍晋三首相は8日、東京電力福島第1原発事故による避難指示解除地域の復興状況を確認するため楢葉、富岡、浪江、南相馬の各市町を訪れ、県産品の風評払拭(ふっしょく)と販路拡大を支援していく意向を示した。

 首相は楢葉町の「蛭田牧場」で風評被害の現状について説明を受け、搾りたての牛乳を試飲。「風評を払拭し、販路が拡大できるよう応援したい」と述べた。

 帰還困難区域を除く避難指示が1日に解除された富岡町では、桜の名所として知られる夜の森地区の桜並木を宮本皓一町長らと歩き、現地で開かれた「復興の集い」に出席。桜並木が続く地域の大部分が帰還困難区域内にあることに言及し、「本当は桜並木を最後まで歩きたいというのが富岡の皆さまの願いだ。一刻も早く願いをかなえられるよう力を合わせていきたい」と意欲を示した。

 首相は、浪江町の仮設商業施設「まち・なみ・まるしぇ」も視察、南相馬市小高区では児童生徒とロボットや小型無人機(ドローン)の操縦を体験した。帰還困難区域については「(国が除染とインフラ整備を一体的に行う)復興拠点から段階的にしっかりと進めていきたい」と改めて強調した。