相馬港にコメ低温倉庫 浜通りに初設置、JAパールライン福島

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
低温倉庫の完工を祝い行われたテープカット

 東日本大震災に伴い一時建設が断念されていたJAパールライン福島の米低温倉庫が新地町の相馬港湾に完成し、11日現地で完工を祝う式が行われた。浜通りには初の設置で、耕作を再開しつつある浜通り地域の米流通安定と、沖縄向けに輸送する県産米の輸送拠点としての役割を担う。

 同倉庫は浜通り地域のコメの流通促進へ向け計画されていたが、震災で断念。その後、被災地復興も目的に含め、ふくしま産業復興投資促進特区制度を活用し計画が承認された。着工は2016(平成28)年。

 これまで同社は小名浜港から沖縄向けに年間4000~5000トンのコメを船舶で輸送していたが、今後は全て相馬港から行うという。建設費は約2億9800万円。倉庫の延べ床面積は約2050平方メートル。コメの収容量は3000トン。

 式には関係者約50人が出席。引地英俊JAパールライン福島社長が「復興のシンボルとして活用を期待する」とあいさつ。大橋信夫JA福島五連会長らが祝辞を述べ、関係者が倉庫前でテープカットを行った。