復興象徴へ未来と伝統この手から 小高産業技術高で開校・入学式

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在校生の拍手に迎えられ、緊張の面持ちで入場する新入生=11日午前、南相馬市小高区・小高産業技術高

 東京電力福島第1原発事故で南相馬市小高区から避難した小高工、小高商の両高が統合して同市小高区内に新設された小高産業技術高は11日、開校式と入学式を行った。ロボットや新エネルギーなどの新産業の集積が進められる浜通りで、同校はこうした産業を担う人材を育成する。

 同校体育館で行われた開校式では、鈴木淳一県教育長が鈴木稔校長に校旗を授与し、柳美里さん作詞、長渕さん作曲の校歌が披露された。内堀雅雄知事は「避難指示が解除された地に開校される初めての高校。皆さんの活躍が震災から力強く立ち上がる復興の象徴として、小高から世界へ発信する希望の光となる」と祝辞を述べた。

 入学式では新入生165人の入学が許可された。鈴木校長は式辞で「上級生と共に、新統合校の歴史と伝統を築き上げてほしい」と呼び掛け、新入生代表の武内幸輝さん(15)が「地域の復興に貢献できるよう、たくさんの知識や技術を学びたい」と宣誓した。

 同校は統合前の学科を継承するほか「産業革新科」を新設、プログラミングや再生可能エネルギーに関する技術などを学ぶ。また、高度な知識と技能を身に付け、第一線で活躍できる職業人を育てる文部科学省の「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)」に指定された。