クマ出没注意の看板、県職員「自腹」 不適切事務で県が謝罪

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
職員が個人負担で購入した看板(県提供)

 福島県県自然保護課に勤務していた40代男性職員が個人の判断で看板製作を発注、本来は県費で支払う看板20枚分の費用約29万円を自ら負担して業者に支払っていた。県が13日発表した。

 県によると、男性職員は昨年10月、県内各地でクマが出没していることから注意を呼び掛ける看板の製作を企画。福島市の業者と随意契約を結ぶための書類を作成したが、上司から業者選定の理由が不十分だとして書類を修正するよう指示を受けた。

 しかし男性職員は書類を修正せず、上司の決裁も得ないまま看板を発注。周囲に相談できず、職員自らの負担で費用を支払ったという。

 2016年度予算の決算事務の確認作業で今月11日に判明した。県は、男性職員が契約事務に不慣れだったことや業務多忙などが原因としている。

 県庁で記者会見した生活環境部次長らは「内部チェック体制が十分に機能していなかった」として謝罪した。ほかの職員を含め、類似の事案はないという。

 県は看板の費用を改めて県費で支払う。支払いを受けた業者が個人負担分を男性職員に返還する。