廃炉の現場を初視察 南東北3県の経済同友会

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第1原発を視察後、増田氏(左)と意見交換する浅倉氏(前列右)ら参加者=富岡町

 福島、仙台、山形の各経済同友会でつくる「南東北3県経済同友会連携会議」は13日、東京電力福島第1原発を訪れ、事故から6年を経た廃炉・汚染水対策の現場を初めて視察した。

 各県の持ち回りで開いており、これまでは観光連携を主題にしていた。本県が直面する原子力災害の現状について認識を新たにするため、第1原発を視察先に選んだ。

 約30人が参加。バスで第1原発構内を巡り、廃炉作業が進む1~4号機を高台から見渡したほか、5、6号機の現況や汚染水対策の進み具合を確かめた。

 視察後、参加者は富岡町の東電旧エネルギー館で福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者と意見を交わした。

 増田氏は、年間約1万人の視察や取材を受け入れていることを示し「東京五輪に向け、第1原発への関心が高まってくる。体制を強化し、視察の受け入れをもっと増やさないといけない」と述べた。

 浅倉俊一福島経済同友会代表幹事(ダイユーエイト社長)は報道陣に「作業環境の改善が進んでいると実感した。廃炉まで30~40年かかるとされるが、住民が安全、安心に暮らせるよう一日も早く廃炉に取り組んでほしい」と強調した。

 福島民友新聞社から五阿弥宏安社長が参加した。