三菱ガス化学が白河に新工場 脱酸素剤、フィルムなど製造

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完成したQOLイノベーションセンター白河の総合棟

 三菱ガス化学(東京)が白河市の県営工業団地「工業の森・新白河B工区」に建設を進めてきた「QOLイノベーションセンター白河」が完成した。現地で14日、竣工(しゅんこう)式が行われ、関係者らが新たな製造・研究開発拠点の誕生を祝った。

 1期計画として、取得済み用地約32ヘクタールのうち4・2ヘクタールを活用し、「MGCエージレス」「MGCフィルシート」「QOLビジネスファシリティ」の3社を置いた。生活の質(QOL)の向上に向け、エージレスでは医薬品の保存などに利用される脱酸素剤、フィルシートではスマートフォンなどの液晶画面に使うフィルムなどを製造する。センターを管理するビジネスファシリティを含め各社とも既に稼働、約180人を雇用している。

 式では、三菱ガス化学の倉井敏磨(としきよ)社長、内堀雅雄知事、鈴木和夫市長らが玉串をささげた。関係者がテープカットして新拠点の誕生を祝った。同社は、QOLに関する新製品の開発などに伴うグループ企業の同センターへの集約などを見据えており、倉井社長は「県、白河市に応援していただき、責任の重さを実感している。生活の質を高めるために役立つ製品を製造していきたい」と話した。

 同市への進出は、首都圏から近い立地や、西郷村にグループ企業があることを踏まえ、約7年半前から計画が進められてきた。内堀知事は「素晴らしい製品を国内外に送り出し、地元の雇用にもつなげてほしい」、鈴木市長も「復興に向けた大きな弾みになる」と期待を寄せた。