「葛尾の凍み餅」6年ぶり販売 村内製造、香り豊かでおいしい

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販売を再開した凍み餅を手にする松本智恵子さん(右)と裕子さん

 葛尾村の特産品「凍(し)み餅」を製造、販売する「ふるさとのおふくろフーズ」(松本富子(ひさこ)社長)は15日、福島市で開かれた販売会に出店し、6年ぶりに凍み餅の販売を再開した。原発事故の影響で製造を休止していたが、昨年6月の避難指示解除に伴い、村内で製造を始めた。

 凍み餅は「ごんぼっぱ」と呼ばれる山ゴボウの葉やヨモギを混ぜてつき上げ、冬の間に凍らせた後、乾燥させる村の伝統食。同社は村内の工場を改築し、販売に向け準備を進めてきた。

 店頭に立った松本社長の長女智恵子さん(58)は「不安もあるが喜びが大きい」と笑顔を見せた。智恵子さんと妹の裕子さん(53)らが店頭で凍み餅のおいしさをアピール。来場者は足を止め、香り豊かな凍み餅の味を確かめながら買い求めていた。

 同社は福島市の県観光物産館をはじめ、郡山と田村、いわきの3市にあるJA直売所での販売に向けて準備を進めている。