福島県内「強風」吹き荒れ...倒木や屋根飛ぶなど被害相次ぐ

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 県内は19日、発達中の低気圧の影響で強風が吹き荒れた。倒木や家屋の屋根が飛ばされるなどの被害が相次ぎ、交通機関も大きく乱れた。二本松市と浪江町で最大瞬間風速32.4メートル、広野町で同31メートルを観測した。浪江町は2008(平成20)年の観測開始以来、最大。

 いわき市平北白土で、災害公営住宅・北白土団地の屋上に設置されていた太陽光パネルが強風で落下。福島市豊田町でも家屋の屋根が飛ばされ、近くの駐車場に止まっていた車にぶつかる被害があった。

 郡山市日和田町では、木造物置のトタン屋根が飛ばされ倒壊。同市熱海町のゴルフ場では、無人のゴルフカートが強風で傾き、近くにいた50代男性が足にけがをした。本宮市荒井では平屋アパートの屋根が強風で剥がれた。南相馬市鹿島区では倒木に走行中の乗用車が接触する物損事故があった。

 高速道は、東北道や常磐道で強風による通行止めがあった。

 鉄道関係は、東北新幹線、東北線、磐越西線、磐越東線、常磐線、阿武隈急行などで、運休や遅れが出た。このうち、東北線は午後1時45分ごろ、五百川―安達間で倒木によって架線が切れて停電し、復旧まで約4時間を要した。

 東北電力によると、いわき、本宮、相馬、大熊、富岡の5市町で午後9時現在、計約1200戸が停電となった。