工芸菓子の大作完成 高さ110センチ、猪苗代・阿部さん菓子博出品

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
全国菓子大博覧会に出品する阿部さんの作品「四季彩雲」

 猪苗代町で和菓子処「會津 豊玉」を営む阿部大三さん(48)は、21日から三重県伊勢市で開かれる第27回全国菓子大博覧会・三重「お伊勢さん菓子博2017」の工芸菓子部門に出品する。同部門に県内から出品するのは阿部さん一人。

 工芸菓子は菓子の材料で作られる観賞用の造形作品。

 阿部さんは5度目の出品で、これまでで最大となる高さ約110センチ、幅約90センチの大作。

 同町中ノ沢の和菓子店「日乃出屋」の福地顕さん(47)の協力を得て約4カ月間、営業終了後に毎日約7時間をかけて作業し、完成させた。

 作品は「四季彩雲」と名付けられ、砂糖ともち米の粉、白あんなどで制作。1本の木で白鷹の1年の成長を表現、雪に埋もれた巣から春に卵がかえり、夏には元気なひなとなり、秋に力強く羽ばたき巣立つ姿を表した。

 ツバキ、サクラ、アサガオ、モミジと、巣には季節ごとの植物が添えられ、移り変わりを繊細な技と色合いで表現している。

 阿部さんは「葉の色みを微妙に変化させており、和菓子らしく四季と花鳥風月を表現できた。子どもにすくすくと成長してほしい願いを込めた」と話している。

 作品は博覧会後の5月18日ごろから豊玉店内で展示する。