福島医大がベンチャー設立 医療産業育成、独自技術を企業化

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 福島医大は本年度、医療関連技術の産業化に向け、大学発となる複数のベンチャー企業を設立する。医療と関連産業の橋渡し役を担う同大医療・産業トランスレーショナルリサーチセンター(TRセンター)の研究部門を企業として独立させ、大学施設の利用や研究成果の活用で連携を図り、本県の新たな医療産業として育成したい考えだ。

 福島市で20日に開いた福島医薬品関連産業支援拠点化事業の事業進捗(しんちょく)報告会で明らかにした。

 福島医大によるベンチャー企業設立は初となる。今後、複数の医療関連技術について事業化を目指す考え。

 このうち医大のTRセンターでは、創薬などの分野で多数のタンパク質の反応を解析する検査手法に関して独自技術を持つ研究部門を独立させて企業化。医大が持つ技術を生かし、企業や研究機関などから検査に関連した業務などを請け負う。医大の研究者が役員に就き、大学施設の利用については優遇策も検討する。

 福島医大はTRセンター以外でも研究成果を活用した医療関連のベンチャー企業設立を検討しており、県内の医療関連産業の振興に向けた大学主導の取り組みを本格化させる。